ノーサンキュー!ノーミー!
朝起きると部屋が勝手に改装?され、ノームだらけになっていた
「やっぱ呪われてんじゃねーか!!あのクソ坊主!」
ピポピポ「ぜってー抗議してやる!」
「もしも「おい!この家やっぱ呪われてんぞ!インチキ坊主!!」
「ああ、内装が変わっていて人形が沢山あるんだな?」
「なんで知ってんだ!」
「俺がやったからだ。人形はもしもの時お前の身代わりになり、普段は悪い気を吸収する。・・あと改装は風水的ななにかだ。領収書はポストにある。」
「ならいいんだ。ああ、家は気に入ったぜ?人形がキモい以外は」
「だったら蹴って遊んでろ。俺は忙しい、じゃあな。」
「あの坊さん、意外と良い奴だな」
「クーン?」
奇跡のバカ。ラパンは騙されている事にまったく気付かない。
*みんなも悪徳商法には気をつけようネ!
ボスッ!「やっぱキメェ」
タラリランッタランッラン♪
玄関でノームを蹴っているとアイス屋が止まった
「美味しいアイスだよ~!」
「いらっしゃ「レディ・ボー○ンは置いてんのかアーン?」
いきなりラパンによる洗礼を受けるアイス屋。しかし鍛え上げられつつあるアイス屋(*番外篇フェンリル少年期参照)には屁でもないのだ!
「ないけど。いらないなら行くけど」
「へぇー。ねぇんだ?」
「だから無いっつってんだろ!?何?何なの!?」
「じゃあそのウサギちゃん寄越せ」
「25シムオリオンだけど・・・」
「ハッ!随分と安いんだな。そんな小せぇ金持ってねーよ。・・はい、1.000シムな。釣りはいらねぇ。」
「(か、、、、神様キタコレ!!!!!!)あああ有難う御座います!!!!」
どっかのクソガキとはえらい違いである。持つべきものはVIP顧客なのだ!
「お、美味しゅうございますか坊ちゃん!?」
「多少チープな味だがオレ様は好きだぜ。悪くねぇ。・・・明日からも来いよ」
「え!」
「あんま売れてねぇんだろ?毎日買ってやる。1.000シムオリオンでな」
ラパンは生意気だが、頑張る人を応援する優しいウサギなのだ!
「!!!は、はい!是非宜しくお願いします・・!」
ラパンにだけは上質なものを提供しよう!そう心に決めたアイス屋であった
アイスを食べた後はおマルを連れてお散歩!
「おい、尻丸出しだぜ?オレ様の犬なら少し恥じらいを持て。いいか?」
「・・・・・」
「また無視か?まったく良い度胸してんぜ」
「あ!ちょっとそこで待ってろ!」
「・・・」
突然走り出すラパン。一体どうしたのだろう?
「こいつは・・・」
「よし、ついたぞ」
さっきのは一体なんだったのか。
まぁ良くわからないが、とりあえず目的地には着いたようだ。
「オラよ!!!」
なんと今度は釣りを始めてしまった!
先程の行動といい、犬の散歩とは名ばかりである。ラパンはおマルを自分のお供と思っているらしい。
「クーン(こんにちは)」
おマルがビーチでラパンを待っていると犬仲間を発見。早速挨拶をする
「こんにちは!・・・飼い犬っぽいけど、ご主人は?」
「クーン(あそこで釣りをやってるよ)」
「うん?・・・あれ・・・ラパンちゃん?」
「ワン(ボクを家来だと思っているみたい。めんどくさいウサギだよ)」
「ハハ!ラパンちゃんにはとって全てが家来だろうね。でもね、悪気は無いんだろうし、寂しんぼうさんっぽいから仲良くしてあげようよ」
「クーン(わかった)」
ラパンに保護者が出来た
そして帰り道
「ワンワン!」
「お!覇気が出てきたじゃねーか!オレ様の教育のお陰だな!」
ぺロとおマルの秘密の約束をラパンは知らない
無事帰宅
突然ポケットからカメを取り出すラパン。散歩中のアレはこいつを拾うためだったらしい。
飼育器も購入し、さっそく投入
「いいか?アイツとお前とオレ様で幽霊を追い出すんだ。わかったな?」
どうやらカメも家来にする気らしい。気分はもう桃太郎!
次回「桃ウサギ、旅に出る」お楽しみにね!
(嘘予告)