4日目・後半 ストレイナイト・フィーバー

深夜に引っ越してきた白猫(オス)

彼の名は[白猫 ストレイ]

以前は田舎に住んでいたが、野郎共に尻♂を追い回され夜逃げしてきた。

(・・ここなら大丈夫だろう)

田舎と違い、都会は数多くの誘惑がある。自分を欲の対象にする人間もいないだろうとふんだのだ。

(ったく。野郎なんて冗談じゃない。)

 

 

野郎がどうたら言ってるが、女も知らない童貞だ。

 

 

 

 

特にすることも無いストレイは夜の街に繰り出した。

店員「こちらは会員制のバーでして・・・」

「幾ら出せば通すんだ?・・・これくらいでいいだろ。」

ガードに賄賂を渡し、店に入る。

今一番やりたい事は他人のパーティーをぶち壊す事だ。


 

 

が。

パーティーどころか客すら居なかった。デカパイバーテンが一人いるだけ。

「いらっしゃーい」

「・・・一杯くれ。なんでもいい・・・」

完全に毒気を抜かれたストレイ。今日は大人しく飲むことに決めたようだ。

 

 

大人しく

 

大人しく

 

大人しく

 

そう、大人しく・・・

「・・・ヒック!」

デカパイ「ちょ、お客さん?だいじょ「俺は酔ってなどいない。絶対にだ。」

「いや、酔ってますy「チェックしろ。俺には行く所ががある。」

いったいどこへ行こうというのか

 

 

 

 


消えたと思ったら、1Fロビーカウンターによじ登っていた

「えっさこら  せっ!」

オッサンのような掛け声。そして・・

踊り出した!

「アウッ!」


そう、ストレイはすさまじく酒癖が悪かったのだ。

 

とそこに通行人A

「一緒に踊らない?かわいこちゃーん」

「・・・」

「ねーったら!踊ってよー、おねがーい!」

 

「ねぇ「しね!変態野郎!」

しつこい男にトラウマ()を刺激されたストレイが暴言を吐く。

これは喧嘩になるか?と思いきや・・・・

(ぶ、ぶたれたい…!)

相手はマゾだった。うん、問題ない。

 

野郎共から逃げてきたのに、またここでも追いかけられるのか。

変態(ドM)ホイホイ・ストレイの運命はいかに?